【インタビュー】みらくりっく

団体プロフィール
2015年12月活動開始。2016年1月「かこむ」でロボット教室初開催。子どもたちにプログラミングを中心とした学びの場、世界に通じる人材育成を目的に活動中。
人工知能が注目される現代、プログラミングを義務教育に取り込む動きもあり、2020年には小学校で必修化されようとしています。
「みらくりっく」は、ロボット教室を開催する団体です。子どもたちがプログラムを組んで実際にロボットを動かすまでを学んでいます。


 

1.どんな活動をしているんですか?
 

現在はロボット教室の運営をメインに活動しています。教室では、いろんな形をしたブロックを組み合わせる「ロボット工作」から始まり、モーター駆動など複雑な構造を学びます。そして、最終的にプログラミングを学習し、自分の思い通りにロボットを動かすことができるようになることを目指しています。

 

2.なぜ教室を開こうと思ったんですか?

実は今、日本中でロボット教室が広がりつつあるんです。しかし、どこも受講料が割高で、教室に参加したい子どもたちみんなが受講できるわけではない。私たちは、もっと多くの子どもたちにロボット教室を受けてほしいと思い、自分たちで教室を開催しました。

私たち、全員ボランティアで活動しています。ロボット教材は他では有料ですが、私たちの教室では、すべて無料で提供しています。

 

3.教室で大切にしていることは何ですか?

 その子どもにとっての得意なことをみつけて、伸ばし上げることですね。たとえば、教室に通っているこどもたちは、幼稚園の年長から、中学2年生まで子どもたちがいますが、タイピングが一番早いのは中学2年生ではなく小学2年生。この子には、私たちもかなわないんです(笑)。子どもによってできることって本当に違うなと思います。成長を見守るのが、私たちの楽しみのひとつですね。


 

4.教室の目指すところは、やはりプログラマーなんですか?

そうとも限らないですね。将来お医者さんになりたい、とかでも全然いいんです。ただ、プログラミングを学習するということは「効率よくする」という思考につながります。なので、将来プログラミングをさわらなくなったとしても、その考え方はきっと役に立つはず。例えば、高校選びに悩んだ時でも、ただ感情で考えるだけではなくて、もっと違う考え方で選ぶことができるようになるかもしれない。教室で学んだことは、ただ実践的なことだけではなくて、そんな風に将来どこかで役立つものだと思います。
 

 

5.これからについて

 メンバーは私たちだけではなくて、学生ボランティアや社会人ボランティアの方もいます。もっとボランティアとして関わってくださる方が増えたら、これまで以上に多くの子どもたちが、教室に参加できるようにしていきたいと思っています。
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問い合わせ
TEL 079-459-0555

HP  http://miraclick.org/