2016年10月14日更新

「こんにちは」と、笑顔で東播磨生活創造センター「かこむ」に現れたろみひ~さんこと、伊藤広海さん。
とても背が高く、体格のいい方です。ふうせん屋さんとして様々な会場でバルーンアートのイベントを行い、時には和服やトラの着ぐるみを着こなしてイベントをすることも。
7 月に行われたイベント「かこむ創造フェスティバル」で、ふうせんプールのイベントを開催されていました。プールで遊ぶ子ども達を優しく見つめる姿がとても印象的。
カラフルなバルーンアートの世界から、かけ離れた経験を持つ伊藤さんにお話を伺いました。

バルーンアートでつながる、広がる

運命のバルーンアートとの出合い

バルーンアートと出合うまでは、ニッカポッカを履いて現場で働く職人でした。
「15 歳で働き出して、10 年以上鉄筋屋で働いていた。20代の頃はチンピラみたいで、初めて奥さんに会ったとき後ずさりされたんよ」。

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結婚してからすぐ、伊藤さんの人生を大きく変える出来事が起き
「自分の人生を変えたい、活かしたい。人の笑顔になるようなことや人の人生に影響を与えられることをしたいって考えるようになった」。

「何やったらできるか色々模索して、トラの着ぐるみを着てみたけどガタイもいいし、昔はチンピラみたいやったから子どもが怖がってしまって」。もっと違うことをしようという思いから、何ができるかネットで検索をして、バルーンアートに出合ったそうです。

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「バルーンアートを全く知らなかったけど、おもしろそうやし、やってみよう!」とバルーンアートの技術もネットで検索をしながら全て独学で学んだそうです。

自分と関わる全ての人が幸せに暮せる社会づくり

バルーンアート活動は、伊藤さんがお世話になった児童福祉施設で恩返しをするところから始まり、
少しずつ広がっていきました。

「仕事として依頼を受けるようになって、風船屋として活動をしていると本当に色んな人と出会う機会も増えた」。

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「自分なりにキチンとしなきゃって肩に力を入れて過ごしていた時期に、すごく楽しく生きている大人と出会ったんよ。その人はめっちゃ適当で、本当に適当で。でも、自分らしく素直に生きてて
『あっ、こんなんでいいんや』ってスッと肩の力が抜けた。
その頃から無理しないように生きようって思えた。同じ目線で人と向き合いたい、たくさん人と関わって、想いを共有し合える人とまた楽しいことしながら生きていきたい」。

「今やっている風船屋さん以外の活動とかも同じ想いがあるから『自分と関わる全ての人が幸せに暮せる社会づくりをする』そう決めたのも楽しく生きている大人たちの姿を見てきたからだと思う。楽しく生きてる姿って大事なんだなって感じた」と新しい一歩を踏み出した伊藤さん。

今年の6月、伊藤さんは被災地、熊本でも5,000個もの風船を部屋にしきつめて
自由に遊べる“ふうせんプール”を開催しました。
「たくさんの人が来てくれて、楽しむ姿が見られて、子どもたちにすごく変化があったという声も聞けた。
被災地の子どもたちはストレスのはけ口がないし、これからも必要な活動やなぁって改めて思った」。
『行ってみたい、やってみたい!』は『行こう、やろう!』と実行していて、とてもアクティブです。

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子どもと関わるからこそ気付く

「自分もそうだったけど、本気で楽しみながら生きている大人って少ない」。

「大人が頑張った分だけ、子どもは楽しめるやん。大人も、もっと遊んで楽しんで、そういう姿を子どもに見せてほしいと思うし、自分たちが楽しいことをやっている姿を子どもに見せないと、夢を語れへんやろ?すごく単純なことなのに、常識とか当たり前に縛られて、それができなかったりする」。

「心の中にモヤモヤを抱えながら生きてほしくない。仕事も『仕事のための人生』みたいになっている人が多いと思うけど『人生のための仕事』であってほしい。もちろん、頑張らないといけない時、やらなきゃいけない時はやらないといけない。でも、それを『人生を楽しく生きるため』にやってほしい」。

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カラフルなふうせんのように、次々夢が膨らむ

バルーンアートを起点に、他の活動もどんどん広がっているようです。
月に1回、「かこむ」で高校生と大人がゆるやかに話す「お、しゃべり場」。
水ふうせんを投げ合いびしょびしょの水浸しになりながら子ども大人も本気で遊ぶ「水ふうせん戦争ごっこ」。神戸の企業主催のファッションショーでは、バルーンドレスをデザインしました。

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伊藤さんは語ります。
「少し前に比べていろんなことができなかったり、決められなかったり、上手く表現できなかったりする子どもがすごく増えているけど、子どもって何かしらメッセ―ジを発信していたりする」。

「行動のひとつひとつに理由もあったりするから、『なんや、この子?』ではなくて、『どないしたん?』と目を向けて、もっと関わってやってほしい。あと、たくさん失敗させてやってほしい。子どもに考えさせてやって、決めさせてやってほしい。大人はその時に必要なことをしてあげる、教えてあげるでいいと思う。そうやっていろんな経験からたくさんの事を学ぶから。自分も何もできない子どもやったから、子どもたちには色んな経験をさせてあげたい」。

「これからもやってみたいことをとことんやって『あー楽しかった!』って言って、死ねるそんな人生でありたい!」 と笑う伊藤さん。

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伊藤さんは人生を全力で切り開き、子どものように全力で楽しむ。
子どもから見ても、大人から見てもかっこいい素晴らしい人でした。

~まちのちいさな風船屋さんe-スマイル~
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伊藤広海さん(バルーンショップe-スマイル)のワークショップ